新潟県南魚沼市石打の石打丸山スキー場は、スキーやスノーボードになじみがない人でもゲレンデからの景色を眺めてゆったりと過ごせるスノーガーデンエリアを新設した。テラス席と暖をとりながら飲食できるドームテントがあり、２６日にオープンする。

　スキー場は、スキーやスノボを楽しむアクティブなイメージだが、新エリアはインドア派の人や雪で遊ぶことに慣れていない首都圏や海外からの客でもくつろげる場所を目指した。屋外なので、新型コロナウイルス感染が懸念される人の密集を避けられる。

　新エリアはスキー場中腹のカフェスペース近く。テラス席は３０席、透明のかまくら型ドームは四つある。ドーム内にはテーブルや椅子、暖房器具を備え付けた。エリアでは麓の町並みや山の絶景を一望できる。スノーバイクやソリなども楽しめる。

　同スキー場の営業企画部課長、勝又健さん（３９）は「新エリアがスキー場を訪れるきっかけとなり、結果的にスキー人口拡大につながるといい」と期待している。カフェではオープンに合わせ、新メニューの雪山パンケーキも発売。２６、２７日は先着５０人に無料サービスする。

　スノーガーデン入場料は大人１５００円、小学生以下は千円。ドームテントは予約客を優先する。問い合わせは同スキー場、０２５（７８３）２２２２。