新潟県南魚沼市美佐島で農家レストランを運営する「まつえんどん」は、魚沼地域の素材をふんだんに使った冷凍食パンのインターネット販売を始めた。新型コロナウイルスの感染が拡大し客が減少する中、新たな収益源として活路を見い出したい考えだ。
同社は農家レストランで総菜やパンなどを販売するほか、パン作りもしている。食パンは冷凍保存が利き、朝食などで食べられる機会も多いことから、ネット販売での収益を見込めると判断した。
今月に入って販売サイトを立ち上げ、豆乳食パン、糀(こうじ)甘酒食パン、名水食パンの3種類を販売。添加物は使わず、豆乳や甘酒、水は魚沼地域の素材にこだわった。卵、牛乳など動物由来の製品を使わない「ビーガン認証」も取得した。
焼きたての食パンを急速冷凍し、おいしさを閉じ込めた。4、5時間の自然解凍でそのまま食べられるが、オーブントースターで温めるとよりおいしくなる。
三輪弘和社長(43)は「素材本来の味が楽しめ、健康にも良い。食に気を使っている層をターゲットに発信したい」と話す。
2斤入り1600~1960円(税込み)。定期購入もできる。販売サイトのアドレスは、https://matsuendonpan.stores.jp/