有人離島の情報をまとめた「離島カード」＝写真＝の配布が、新潟県の佐渡市など全国の６６島で行われている。来島者に配り、観光振興につなげる。

　新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた観光の振興につなげようと、内閣府が発行。五島列島（長崎）や利尻島（北海道）、八丈島（東京）など、特定有人国境離島地域が対象で、入手するには島を訪れる必要がある。

　「佐渡島」のカードは表面にカンゾウの花が咲く大野亀の写真をあしらい、裏面に面積や人口、名物などの情報を掲載。内閣府は「離島を訪ねる機運を高めたい」としている。

　佐渡では他に「ダムカード」をはじめ、棚田や発電所、ジオパークなどのカードも配布されており、観光客らに好評だ。

　離島カードは佐渡汽船ターミナル内と相川、小木町の観光案内所、佐渡市役所の４カ所で来島者に１人１枚配布している。問い合わせは市役所企画課、０２５９（６３）３８０２。