新潟県小千谷市平成2の菓子店の「澤田屋」は、小千谷発祥で「泳ぐ宝石」といわれる錦鯉をかたどった菓子「錦鯉もなか」を手掛ける。色とりどりの香ばしい皮に、甘さ控えめのあんがたっぷり詰まっている。
もなかを作ることが市内では珍しかった1950年代に製造を始めた。土産店などに置いてもらい、口コミで評判に。いまでは錦鯉の品評会に訪れる外国人にも人気だ。
4色あり、それぞれ味が違う。焦茶色の鯉には小倉あん、赤色には白あんが入っている。緑色は抹茶味、白色は柚子(ゆず)風味だ。
皮の焼き方にこだわる。ふくよかな体をした錦鯉に似せるため、180度の高温で焼き、ふっくら感を出す。うろこの模様も繊細だ。
澤田芳夫社長(74)は「小千谷といえば錦鯉だ。かわいらしい見た目とさまざまな味を楽しんでほしい」とアピールする。
6個入り1280円。