「日蓮聖人と法華文化」の見どころを解説する中尾堯・立正大名誉教授=16日、長岡市関原町1の県立歴史博物館

「日蓮聖人と法華文化」の見どころを解説する中尾堯・立正大名誉教授=16日、長岡市関原町1の県立歴史博物館

新潟県 長岡・寺泊・柏崎 祭り・催し

日蓮聖人生誕800年 新潟県立歴史博物館で企画展

新潟日報(2021年7月19日)

 日蓮聖人の生誕800年、佐渡入国750年を記念した企画展「日蓮聖人と法華文化」が17日、新潟県長岡市の県立歴史博物館で開幕した。ゆかりのある新潟県や山梨県に残る仏像や絵など約200点が並んでいる。

 同館、山梨県立博物館、新潟日報社などが主催。日蓮は1271年に佐渡に配流され2年ほど過ごし、亡くなる前まで現在の山梨県にいた。新潟、山梨両県の寺から借り受けた像や絵、「南無妙法蓮華経」の題目を記した直筆の曼荼羅(まんだら)本尊などを公開している。

 開幕に先立ち16日、日蓮について長年研究し、企画展に協力した中尾堯(たかし)・立正大名誉教授(89)が展示品を解説した。室町時代に描かれ、多くの信者を引きつけたという肖像画は「真面目な表情だが、優しさが感じられる」などと紹介した。

 教えを受け継いだ人が開いた寺の解説や、伝承を描いた浮世絵の展示もあり、「新潟、山梨の人たちが信仰をどう受け止め、展開させたかが分かるように展示している」と見どころを語った。

 8月29日まで。観覧料は一般940円、高校・大学生600円、中学生以下無料。月曜休館(祝日の場合は翌日)。

詳細情報

リンク
新潟県立歴史博物館公式サイト | Niigata Prefectural Museum of History http://nbz.or.jp/
今月のお得な国内ツアー びゅう

長岡・寺泊・柏崎 ニュース