和歌の色紙などを展示している長岡藩主牧野家の至宝展=23日、長岡市

和歌の色紙などを展示している長岡藩主牧野家の至宝展=23日、長岡市

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長岡藩主のお宝披露 初公開品も 長岡市立科学博物館

新潟日報(2021年10月25日)

 第9代長岡藩主、牧野忠精(ただきよ)が光格天皇から拝領したとみられる「花鳥十二月御手鑑(かがみ)」と「六歌仙之御手鑑」が、新潟県長岡市の市立科学博物館で展示されている。寛政期の一流の文化人がしたためた和歌の色紙を収め、いずれも初公開。忠精の描いた絵も飾り、文化人だった藩主の姿を伝える。

 「第11回長岡藩主牧野家の至宝展」で公開している。忠精は京都所司代として、焼失した京都御所の再建に努め、光格天皇から寛政12(1800)年に褒美を拝領した。御手鑑も同じく、朝廷から下賜されたと考えられている。

 花鳥風月や平安時代の六歌仙の和歌が書かれた色紙を、折本様式の手鑑に仕上げてある。昨年11月、所蔵者が長岡市に寄贈した。

 会場には御手鑑を含め、計8点を展示。雨をつかさどる想像上の動物「雨龍(あまりょう)」を描いた忠精の絵、忠精の詠んだ和歌もある。牧野家第17代当主の牧野忠昌さん(79)は「和歌や書、絵に幅広く通じた文化人だったことが分かる」と話した。

 31日まで。無料。

詳細情報

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長岡市立科学博物館|長岡の自然と人文の総合博物館 https://www.museum.city.nagaoka.niigata.jp/
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