「ご神体」となっているベンガルトラの剥製の前で手を合わせる親子連れ

「ご神体」となっているベンガルトラの剥製の前で手を合わせる親子連れ

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来年のえとにちなみ「寅神社」お目見え ファミリーパーク

北日本新聞(2021年12月25日)

 富山市ファミリーパーク(同市古沢)は、来年のえとにちなんで、トラをテーマにした企画展「寅(とら)神社」を行っている。園内のきりん食堂にベンガルトラの剥製(体長2メートル)をご神体として展示。御朱印帳を模したスタンプカードやおみくじなどもあり、親子らが楽しみながらトラの生態を学んでいる。2月28日まで。

 剥製のベンガルトラは、ファミリーパークで1996年まで飼育され亡くなった。

 神社に見立てた展示スペースにはこのほか、同パークで飼育中のアムールトラ2頭を写真付きで紹介し、それぞれの模様や輪郭など特徴を捉えた御朱印風スタンプを用意。おみくじにはトラの生態が書いてある。絵馬も飾ってあり、アムールトラが絶滅危惧種であることや国内の多くの動物園で繁殖に取り組んでいることを伝えている。

 「宝物殿」と題したコーナーには生薬に活用された頭骨や、富山市の画家、篁牛人(たかむらぎゅうじん)の水墨画なども並ぶ。

 同パークは毎年、えとに関する動物のパネル展示や解説会などを開いている。堀口政治動物課長代理は「これを機にトラに関する知識を楽しく学んでほしい」と話した。

 28日~1月4日は冬季休園。

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