生活感あふれるミニチュアを制作しているクリエーター、Mozuさん(東京)の展覧会「Mozu ARTWORK ちいさなひみつのせかい」が12月24日、富山大和6階ホールで始まった。大勢の親子連れが来場し、細部まで作り込まれた独自の世界を楽しんだ。1月10日まで。
Mozuさんはミニチュアやコマ撮りアニメなどを手掛けるマルチアーティスト。現在放送中のテレビアニメ「クレヨンしんちゃん」のオープニング映像に、主人公の家を忠実に再現した模型が採用されるなど注目を集めている。
会場には、プラスチックや木材でトイレや押し入れを表現した「こびとシリーズ」や、高校2年の頃に初めて制作した「自分の部屋」など、実物の12~16分の1ほどのサイズのミニチュアが並ぶ。
自由に撮影できる作品もあり、来場者はスマートフォンで写真に収めていた。母親、妹と一緒に模型をのぞき込んでいた立山中央小学校4年の中村陽菜乃さん
(9)は「私も粘土で小さい世界を作るのが好き。こびとが住んでいるようなミニチュアを見て、もっとリアルに作ってみたくなった」と話した。北日本新聞社主催、富山大和協力。