出荷準備のため、啓翁桜の枝を切る組合員=富山市山田清水

出荷準備のため、啓翁桜の枝を切る組合員=富山市山田清水

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一足早い春楽しんで 「啓翁桜」出荷

北日本新聞(2021年12月26日)

 富山市山田地域の特産「啓翁桜(けいおうざくら)」の出荷が25日、同市山田清水にある山田村花木生産組合(石崎貞夫組合長)の花木促成施設で始まった。年内分は約5千本の出荷を見込む。

 啓翁桜は山田地域の農家でつくる組合が1995年から本格的に育てている。本来の開花時期より早めた促成栽培で、冬に楽しめる桜として人気が高い。本年度は昨年並みの約5万本を出荷する予定。

 この日は組合員が長さ約80センチの枝の無駄な部分を切り、5~6本を束ねた。出荷は来年1月下旬ごろまで続く。七、八分咲きになった後、涼しい場所で管理すると約1カ月持つ。石崎組合長(73)は「自信の桜が仕上がった。一足早い春の雰囲気を味わってほしい」とPRしている。

 JA山田村や地場もん屋総本店(富山市)、県内の生花店などで取り扱う。問い合わせは同組合、電話076(457)2678。

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