稽古に励む諏訪町おわら保存会のメンバー

稽古に励む諏訪町おわら保存会のメンバー

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哀調の音色 今年こそ 八尾諏訪町、おわら初稽古

北日本新聞(2022年1月12日)

 富山市八尾町諏訪町の諏訪町おわら保存会(山田誠会長)は11日夜、地元の諏訪町公民館でおわらの初稽古を行った。新型コロナの影響で「おわら風の盆」は2年連続で中止となっているが、三味線や胡弓(こきゅう)、囃子(はやし)などの地方(じがた)衆と踊り手16人が集まり、「今年こそ開催を期待したい」と練習に励んだ。

 おわら風の盆は、八尾地域で毎年9月1~3日に行われる伝統行事。おわらを受け継ぐ11町の各保存会は年間通じて技を磨いている。諏訪町では昨年12月14日に稽古納めをし、約1カ月ぶりに担い手たちが顔を合わせた。

 地方衆の掛け声で演奏がスタート。三味線や胡弓の哀調の音色に合わせて太鼓が響き、歌い手が唄を乗せた。途中から踊りも加わり、地方衆の演奏に合わせて女踊りと豊年踊りをした。

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