赤く実ったイチゴを持つ山崎さん

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イチゴ狩りもっと楽しんで 富山の西塩野観光農園、3種食べ比べ

北日本新聞(2022年1月15日)

 旬の果物や野菜の収穫体験が楽しめる富山市西塩野(大沢野)の西塩野観光農園は、イチゴ狩りができるビニールハウスを1棟増設し栽培面積を倍以上にした。コロナ禍の中、県内からの来園者増を目指し、摘み取りできる品種も追加した。担当者の山崎龍二さん(35)は「気軽に食べにきてほしい」とアピールする。

 新設したハウスは広さ約1千平方メートル。既存のハウス(800平方メートル)と合わせシーズン中に約8千人を受け入れられる。5月末ごろまで摘み取りできる。

 西塩野観光農園は2016年、水稲栽培を手掛ける山崎客土会(同市西塩野、山崎豊明代表)が開設した。コロナ禍以前は需要に対して栽培が追いつかず、最盛期の春先には来園を断ることが度々あったという。

 イチゴは3品種の食べ比べが楽しめる。従来の「紅ほっぺ」に加え、昨シーズンからしっかりとした歯応えとまろやかな酸味が特徴の「やよいひめ」を栽培。今季から果肉がやわらかく、優しい甘みの「章姫(あきひめ)」も追加した。

 農園では季節に応じてトウモロコシやジャガイモ、サツマイモの収穫体験もでき、近隣の保育施設の園児らを受け入れている。山崎さんは「これからも地域に開かれた観光農園にしていきたい」と話す。

 イチゴ狩りは事前予約可。料金は変動制で、同農園のHPで随時案内している。

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