県内を中心に活動する社会人落語家集団「ばららくご」の新作・創作落語会「マチラク」が16日、富山市総曲輪のほとり座ライブホールであり、メンバー5人が巧みな話芸で観客を楽しませた。
年に3回開く定期公演とは違った内容を楽しんでもらおうと、毎年1月に"番外編"として開き、今年で6回目。
川中奈丸さんは、柳家喬太郎さん作「諜報員(ちょうほういん)メアリー」を披露。深夜の東京・歌舞伎町に突然現れた謎の男と、彼の秘密を知っているとみえる外国出身の女性、メアリーを表情豊かに演じ分けた。六ツ家千艘さんは自作の古典風落語「四人仇(がたき)」で、敵を追う者と敵に追われる者が偶然居合わせる様子をコミカルに演じ、会場を沸かせた。
天瀬家小禄さん、陀羅仏家魔舌さん、安野家仁楽斎さんも出演した。北日本新聞社後援。