3月18日に開業する富山駅南口の複合ビル内商業施設「MAROOT(マルート)」1階に、日本酒バル「バール・デ・美富味(みとみ)」がオープンする。県酒造組合に加盟する県内の日本酒メーカー19社の酒を扱い、新たな楽しみ方を発信する。
店舗は約157平方メートルで、テーブルや立ち飲み席など77席を備える。日本酒用のサーバーを設置し、冷えた生酒をタップから注いで提供する。
店内には200リットルのタンク3基を備えた醸造所を併設。日本酒に果実やナッツを加えた「日本酒リキュール」を開発して醸造する。立ち入りはできないが、ガラス張りにして中の様子を見られるようにする。
このリキュールを使ったカクテルのほか、県内の飲食店が手掛ける小皿料理や酒かすを使ったスイーツなども販売する。
不動産開発のアトム(東京)と北日本新聞社、プロ野球千葉ロッテの石川歩投手(魚津市出身)で設立したまちづくり会社のTOYAMATO(富山市)が運営。県酒造組合とマルートを運営する富山ターミナルビル(同)が協力する。