七越アピタ富山東店で七越焼が入った箱を客に手渡す店員

七越アピタ富山東店で七越焼が入った箱を客に手渡す店員

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朝ドラ効果で「七越焼」人気 富山県民おなじみの味

北日本新聞(2022年2月8日)

 富山県民おなじみの味、粒あんがたっぷり詰まった「七越焼」の人気が急上昇している。理由は、NHKで放送中の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」。そっくりの焼き菓子が登場したことで注目が集まり、売り上げが前年の同じ時期と比べて5割増しになった店もある。「七越」の七森正史社長(44)は「さらに親しんでもらえるきっかけになった」と喜ぶ。

 カムカムエヴリバディは、祖母、母、娘の3世代にわたる家族の物語。1月26日以降、主人公夫妻が七越焼によく似た「回転焼」の店を始め、会員制交流サイト(SNS)などで話題になった。

 放送後、七越が展開する県内4店舗の売り上げが軒並みアップ。「ドラマを見て来た」という客が多く、2月に入っても好調は続く。大雪となった6日も、七越のアピタ富山東店(同市上冨居)には大勢が訪れ、焼きたてを買い求めた。60代女性は「回転焼のシーンを見ていると食べたくなる」と笑顔。店員の瀬戸優典さん(66)は「行列ができる時間帯が増え、急に忙しくなった」と話す。

 「ドラマが終わっても、この人気をキープしたい」と七森社長。前社長の杉田正治顧問(78)は「良い波が来ている。七越ブランドがもっと広がってほしい」と語った。

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