世界3大ピアノ製造会社の一つ、ベーゼンドルファー社(オーストリア)のグランドピアノを弾く体験会が14日、富山市のオーバード・ホールで始まった。参加者は、本格的な音響設備を備えたステージで名器の響きを楽しんだ。17日まで。
初日に訪れた金沢大付属小学校3年の林日絃(ひづる)さん(9)=金沢市=は「ネコふんじゃった」「エリーゼのために」など3曲を演奏。「ホールだから音が響いて気持ちよかった。貴重なピアノで少し緊張したけど楽しかった」と話した。
観劇とは違った楽しみ方を提案しようと、同ホールが2005年から毎年、所有するピアノを使って体験会を行っている。ことしは4日間で、県内外の小学生から60代まで合わせて19人が体験する予定。