富山市稲荷元町のアピアショッピングセンター内にある酒店「リカーショップよしだ」は、オリジナル純米酒「富山ノ星空」を発売した。県産酒米「雄山錦」を使い、ラベルには射水市の写真家、イナガキヤストさんが撮影した南砺市の相倉合掌造り集落の写真を使用した。店長の吉田修さん(51)は「富山らしさを詰め込んだ。たくさんの人に飲んでほしい」と話す。
リカーショップよしだは約40年前に創業し、国内外のワインやクラフトビール、日本酒など約3千種類以上を扱う。吉田さんは3代目で、店のオリジナルの酒を造るのが長年の夢だったという。
昨年秋ごろ、吉田さんがツイッターでイナガキさんの作品を見てファンになったことがきっかけで、商品化が実現した。醸造元は、南砺市上梨(平)の三笑楽酒造。キレのある辛口な風味が特徴で、アユやマスなどの魚やチーズと相性がいいという。
年3回(3月、4月末、9月ごろ)に分けて毎年販売する予定で、大小のサイズ各100~200本ずつ用意する。「富山シリーズ」として第2弾以降も企画している。
売り上げの一部はとやま環境財団に寄付し、県内の美しい自然を守るための活動に役立ててもらう。吉田さんは「県内外の人に富山の魅力を発信したい」と意気込んでいる。
720ミリリットルが1848円、1800ミリリットルが3630円。リカーショップよしだと、同店のオンラインショップで販売している。