富山市ファミリーパーク（同市古沢）は１５日、２週間の休園を終えて春の営業を始めた。青空が広がる中、来園者が動物との触れ合いを楽しんだ。

　平日にも関わらず、午前９時の開園から親子らが次々に訪れ、パークのキャラクター「里ノ助」が入場口で出迎えた。

　子どもたちはお目当ての動物を見つけると勢いよく駆け寄り、首を伸ばしたキリンを間近でじっくりと眺めたり、ヒツジに餌のニンジンをあげたりしていた。国の特別天然記念物で絶滅危惧種のニホンライチョウも元気な姿を見せていた。

　同市婦中町千里の浅野康代さん（３６）は、一緒に来た長男の蒼稀（そうき）ちゃん（３）に目をやり「新型コロナで思うように外出できない中、久しぶりに外で遊べて息子もうれしそう」と話した。

　新生活が始まる春にちなんだクイズラリーも開催。別の園からパークに移ってきた動物を慣れさせるため、飼育員が工夫していることなどを尋ねている。

　自然体験センターでは、パークにやってきて１年目の動物を写真パネルで紹介している。いずれも４月１０日まで。

　東口とヤマネコ口では３月２１日まで、先着でオリジナルカレンダーをプレゼントしている。