立山黒部アルペンルートの全線開通に合わせ、富山地方鉄道は16日から5月8日まで、立山線で「富山もよう」のラッピング車両を定期運行する。土曜、日曜と祝日の午前9時15分電鉄富山発立山行きと、同10時39分立山発電鉄富山行きの2本。15日は電鉄富山駅で出発セレモニーがあり、観光客らが車両に乗り込んで立山駅に向かった。
立山の紅葉をイメージした赤い背景にライチョウが描かれた車両。出発式で、同社鉄軌道部の村井義治部長が「電車を利用してアルペンルートを楽しんでほしい」と呼び掛け、立山黒部貫光営業企画室の西角仁志室長らがあいさつした。
ゲストのフォトグラファー、イナガキヤストさん(射水市)らも交えてテープカット。客が乗り込んだ車両を手を振って見送った。
富山もようは、富山の魅力をデザイン化した北日本新聞の特別紙面。富山地鉄は1月から、デザインをラッピングした車両を不定期で運行していた。