立山黒部アルペンルートが全線開通し、雪の大谷を散策する観光客=立山・室堂周辺

立山黒部アルペンルートが全線開通し、雪の大谷を散策する観光客=立山・室堂周辺

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雪の大谷ショー圧巻 アルペンルート全線開通

北日本新聞(2022年4月16日)

 富山県を代表する山岳観光地、立山黒部アルペンルートが15日、全線開通し、51年目となる今季の営業を本格的に始めた。この2年間、集客の足かせになっていた新型コロナウイルスに関する行動制限は緩和されており、初日の入り込み客数は1584人(富山側1016人、長野側568人)。コロナ禍前の5000~6000人には及ばないが、昨季と比べて546人増えた。天候には恵まれなかったものの、春の雲上は久々に活気づいた。 

 室堂の人気スポット「雪の大谷」の散策イベントには、昨季の約2倍の1236人が参加。今季は大雪の影響もあって例年より積雪が多く、雪壁の高さは一番高い場所で18メートルと、ここ5年で最高。観光客らはそそり立つ壁の迫力を堪能し、カメラやスマートフォンで何枚も写真を撮っていた。

 立山黒部アルペンルートを巡っては、この2年間は新型コロナの打撃を受けて客足が低迷。コロナ禍には訪日観光客を含めて年間100万人近くが訪れていたが、20年の入り込み客数は過去最少の23万人、21年は過去2番目に少ない30万4000人にとどまった。

 立山黒部貫光によると、今季の予約は堅調。立山駅と美女平を結ぶケーブルカーのインターネット予約は、4月の休日午前中の多くが既に満席となっている。

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