5月3日に富山市八尾地域中心部で行われる越中八尾曳山(ひきやま)祭の安全祈願祭が27日、同市八尾町下新町の八尾八幡社であり、関係者100人余りが行程の無事を祈った。
祭りは同神社の春季祭礼。今回は3年ぶりに夜の「ちょうちん山」の巡行を含めた日程で開き、新型コロナ対策として曳山の巡行を例年より全体で1時間短縮する。
祈願祭には曳山を持つ6町と獅子舞を披露する鏡町のほか、曳山保存会、八尾壮年団の役員らが出席。境内に整列して各町名などの記されたちょうちんを掲げ、おはらいを受けた。
当日は午前9時半に下新町、西町、上新町、諏訪町、東町、今町の順に聞名寺を出発し、西側から進んで東側を下りる「西上がり」のコースで巡行する。夜には井田川沿いの新久婦須(くぶす)橋詰から、ちょうちんを取り付けた曳山が町を練る。