荒井さん(右)の説明を聞きながら絵本の原画を鑑賞する来場者=高志の国文学館

荒井さん(右)の説明を聞きながら絵本の原画を鑑賞する来場者=高志の国文学館

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色彩豊か 絵本の世界 高志の国文学館で荒井良二展

北日本新聞(2022年6月26日)

 高志の国文学館の開館10周年を記念した企画展「荒井良二のPICTURE BOOK〈絵・本〉」が25日、富山市の同館で始まった。国内外で活躍する絵本作家、荒井良二さんの代表作の原画や下絵などが展示され、来場者が色彩豊かな作品世界を堪能した。9月5日まで。

 荒井さんは山形市生まれ。独創的な創作絵本で注目を集め、2005年にスウェーデンの世界的な児童文学賞「アストリッド・リンドグレーン記念文学賞」に日本人として初めて選ばれるなど注目を集めている。

 初期の絵本から近作まで6作品の原画114点を展示。下絵や創作メモ、荒井さんが日用品に顔を付けた「顔コレクション」などユニークな展示品も並び、制作の舞台裏を伝える。

 開会式では横田美香副知事と荒井さんがあいさつ。富山市のアームストロング青葉幼稚園の園児とくす玉を割り、開幕を祝った。

 午後にはトークショーとサイン会があり、約80人が創作の姿勢について語る荒井さんの話に耳を傾けた。北日本新聞社共催。

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