特別展「英国カラクリ人形」が、富山市科学博物館(同市西中野町)で開かれている。ユーモラスな動きを楽しめる英国人作家らのからくり人形約60点が並んでいる。9月4日まで。
からくり人形を実際に操作することで、動きや作品に込められたメッセージを知ってもらおうと初めて企画した。今回展示した作品は内部が見えるよう設計されており、機械の仕組みにも理解を深めてもらう。
ポール・スプーナーさんとマット・スミスさん=いずれも英国出身=の「スパゲティを食べる男」は男が入るバスタブに蛇口からパスタとトマトソースが流れる仕組み。この作品には、食料は無限ではないというメッセージが込められている。
県出身のペーパークラフト作家、坂啓典さんが制作したからくり人形3点も展示されている。