中原さん(中央)の解説を聞きながら作品に見入る来場者=県民会館

中原さん(中央)の解説を聞きながら作品に見入る来場者=県民会館

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書の魅力伝える707点 県民会館、毎日書道展北陸展始まる

北日本新聞(2022年8月22日)

 第73回毎日書道展北陸展が21日、県民会館で開幕した。毎日書道会役員らによる全国巡回作品や北陸3県の入賞・入選作など707点を並べ、奥深い書の魅力を伝えている。25日まで。

 漢字、かな、近代詩文書、大字書、篆刻(てんこく)、刻字、前衛書の7部門に多彩な作品がそろった。会員賞に輝いた宮崎芳玉さん(射水)や毎日賞に選ばれた濱谷富美さん(富山)らの力作が並ぶほか、役員による秀作などを展示している。

 毎日書道会理事の中原志軒(しけん)さん(東京)と室井玄聳(げんしょう)さん(神奈川)による解説会があり、宮崎さんの前衛書「白」について「今年一押しの作品」「マグマが上に伸びていくような勢いを感じた」などと述べた。

 日中国交正常化50周年を記念し、日中友好に尽くした政治家、松村謙三の遺墨展も同時開催している。

 開会式と顕彰式、中原さんと室井さんによる対談、氷見高校書道部による書のパフォーマンスもあった。

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