富山市ファミリーパーク(同市古沢)の新施設「熱帯鳥類館バードピア」が17日、オープンする。熱帯鳥類の保全や多様性、共存について学ぶ施設で、名称は鳥の「バード」と理想郷を意味する「ユートピア」を組み合わせた。
鉄筋コンクリートの平屋建てで、延べ約310平方メートル。館内に東南アジア、アフリカ、南米の三つのエリアの展示室を設置し、外部にも展示スペースを設けた。カンムリシロムクやヨウム、アカコンゴウインコなどの希少種6種を含む12種38羽を展示する。
熱帯鳥類の生息環境に近づけるため、気温を25~30度に保つほか、湿度管理のためのミスト噴霧設備を設置した。展示スペースのガラス上部はワイヤーメッシュになっており、鳥の声をダイレクトに聞くことができるなど、鳥類との一体感を演出している。村井仁志園長は「世界の鳥を間近で見てほしい」と話した。
11日に報道各社向けの内見会があった。17日はオープニングイベントがあり、インコのフライトショーなどを行う。