ますずし製造販売の源(富山市南央町)は29日から、片山学園初等科の児童がパッケージの絵を描いた商品を期間限定で販売する。25日は、子どもたちがますのすしミュージアムでますずし作りを体験し、発売に向けて胸を躍らせた。
同社と児童のコラボは、農業と金融の教育に力を入れる農林中央金庫富山支店の呼びかけで実現した。
商品名は「富富富をつかった特選ますのすし」。4年生32人が、「富山らしさ」をテーマにチューリップや富山湾などをカラフルに描いた。表面に代表の仙石瑠理花さん、裏面に残りの児童の作品を載せた。
ますずし作りでは、32人がミュージアムの松原弘治館長から工程を学んだ。この日は児童がバケツで栽培した「富富富」を使用。曲げ物にササを敷き詰め、米と身が厚いマスを丁寧に重ねた。完成品はそれぞれ自宅に持ち帰った。
高柳ななみさんは「すごくおいしそう。食べるのも売られるのも楽しみ」と話した。
価格は2100円で、11月30日まで富山、石川両県の直営店などで販売する。