ご当地ラーメン「富山ブラック」のブランド力を高め、全国にＰＲしようと、富山県内のラーメン店経営者らが１日、「富山ブラック伝承会」を立ち上げた。店舗をまとめて紹介するホームページを年内にも公開する他、イベントも企画する。

　伝承会は「麺家いろは」を展開する天高く（射水市）の栗原清会長と「えびすこ」を運営するＡ－ＳＴＹＬＥ（富山市）の小路晃社長が中心となり、１２人で発足。栗原会長によると、富山ブラックラーメンを提供する店舗は５０～６０あるとみられる。富山ブラック風味の菓子など関連商品を販売する事業者もあり、幅広くメンバーを募る予定だ。

　今後は各店舗を巡るスタンプラリーや、食べ比べができるイベントなどの実施を検討する。県が推奨する「とやまブランド」の認定も目指す。

　１日に富山市の富山商工会議所ビルで記者会見した栗原会長は「富山ブラックを富山に足を運んでもらうきっかけにできるよう、力を結集して盛り上げていきたい」と話した。