富山市八尾地域の農産物や加工品などを集めた「菜菜(さいさい)こられ市」の第200回が13日、同市八尾町小長谷の黒瀬谷交流センター喜楽里館で開かれた。20年以上にわたり毎年4~12月に月1回行い、八尾を代表する朝市として定着。節目を記念し豚汁が振る舞われるなど、大勢の買い物客でにぎわった。
菜菜こられ市は、地元住民らでつくる黒瀬谷交流センター運営委員会(奥井幸一会長)が2000年から開催。新型コロナウイルスの影響で2年前から数回中止したものの、感染対策をして回数を重ねてきた。
13日はセンターの軒下約50メートルにブースがずらりと並んだ。八尾地域の黒瀬谷、大長谷の両地区をはじめ県内各地で採れたタマネギやサツマイモ、ネギなど新鮮な野菜をそろえた。黒瀬谷産の野菜が入った豚汁を無料で提供し、地元の食材を使った金時おこわやざるそばも人気を集めた。
奥井会長(78)は200回を振り返り「運営するメンバーはあまり変わらないが、お客さんは市内外から広く来てくれるようになった。今後も期待に応えていきたい」と語った。
特別企画として、同日に富山市総曲輪のグランドプラザであった食のイベントに出張ブースを設け、朝市をPRした。