2023年の平和と幸福を願い、富山市八幡の越中護国八幡宮(嵯峨芳樹宮司)は元旦から、ハトをモチーフにした絵馬を新たに配布する。物事が円満に進むようにと丸い形にした。通年で準備し、初穂料を納めた人に配る。
新型コロナウイルス感染拡大やロシアによるウクライナ侵攻の終息が見通せないことから、平和な日常が戻るように絵馬の配布を決めた。
直径13センチ。八幡宮の神の使いで、吉兆到来、幸せの印とされるハトが描かれている。受け取った人が目を書き入れられるようになっており、思い思いの表情にできる。
同八幡宮は昨年の初詣から、新型コロナ終息を祈願するお守りを用意しており、来年も無料で配る。縦8・5センチ、横5・4センチで財布やスマートフォンのケースに入る大きさにした。
祢宜の嵯峨芳紘さん(41)と出仕の嵯峨茉里奈さん(30)は「新年を前向きな気持ちで、すがすがしく迎えてほしい」と話した。