黒部市の地域振興グループ「生地あいの会」で会長を務める今浜保さん(72)が、黒部漁港前の「くろべ名水公園」に、清水(しょうず)のおいしい理由などを紹介する看板を設置した。
今浜さんは週に3~4回、名水公園での清掃奉仕に取り組んでいる。園内の清水をくみに来る人と日々触れ合う中で、看板の設置を思いついたという。
看板は幅2メートル、縦1メートルで、片面には地下水が湧き出す仕組みや、清水の位置が一目で分かる地図、生地の水質を紹介。もう一方の面は「生地まち歩きビューポイントMAP」と題し、黒部市のカメラマン、荻野弘文さんの写真をふんだんに使って、海越しの山々や漁港の風景などを伝えており、散策を促すような内容となっている。
今浜さんは「生地の水に関する情報を知れば、もっとおいしく味わってもらえるはず」と話している。