2分の1サイズの雪の大谷の巨大写真が展示された特別展

2分の1サイズの雪の大谷の巨大写真が展示された特別展

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雪の大谷の秘密に迫る 立山カルデラ砂防博物館で特別展

北日本新聞(2023年4月15日)

 15日の立山黒部アルペンルート全線開通に合わせ、立山カルデラ砂防博物館(富山県立山町芦峅寺)は14日、アルペンルートの代名詞ともいえる「雪の大谷」の秘密に迫る特別展をスタートさせた。実物の2分の1サイズの写真を会場に飾るなど見どころの多い内容で、担当者は「入山前に訪れると楽しみが倍増する」とアピールしている。

 「雪の壁のひみつ」と銘打ち、雪の大谷の積雪が室堂平の倍以上になる理由や、20メートル近い積雪がある場所をブルドーザーで掘り下げていく方法などを解説している。

 長年にわたる室堂での積雪調査の研究成果も伝える。福井幸太郎学芸課長補佐はアルペンルートについて「この時期にこれだけの高さの雪の壁を間近で見ることができる場所は国内で他にはない」と話す。

 雪の壁を捉えた写真は吹き抜けスペースに展示した。撮影したのは日本を代表する山岳写真家で同博物館のアドバイザーだった故岩橋崇至さんだ。

 昨年11月に亡くなったことを受けて、岩橋さんにとって101回目となる写真展も同時開催している。岩橋さんが立山黒部の各地で撮影した植物や風景に加え、色彩にこだわった12枚を組み合わせた大型作品が来場者の目を引いている。

 特別展と写真展はいずれも5月21日まで。

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