ラベルと名称を一新したワインを紹介する山藤さん(左)ら

ラベルと名称を一新したワインを紹介する山藤さん(左)ら

富山県 富山・八尾

「いつもの」ワイン楽しんで 富山・やまふじぶどう園、定番商品の名称・ラベル一新

北日本新聞(2023年5月3日)

 富山市婦中町鶚谷(みさごだに)のやまふじぶどう園は、定番商品の「山ワイン」の名称とラベルを一新した。ワインが県民らの日常に溶け込んでほしいとの願いを込めて名称を「いつもの」とし、デザインはこれまで同園で販売してきた約30種類のワインのラベルをコラージュした。

 やまふじぶどう園が運営する「ホーライサンワイナリー」は、1933年に醸造を始めた北陸最古のワイナリー。初めて販売したワインを「蓬(ほう)莱(らい)山(さん)葡萄酒」と名付け、その後は名称を2度変更して製造を続けてきた。

 新名称と新ラベルは今春から採用した。変更前のラベルは白地に立山連峰をかたどったマークをあしらったシンプルなものだったが、より気軽に手に取ってもらえるようカラフルで目を引くデザインにした。同園では2014年から銘柄を「ゆらめき」「ついでに」などと平仮名表記が主流で、新名称も「いつもの」と平仮名にした。

 赤と白の2種類あり、いずれも全国のスーパーや酒販店で販売している。社長の山藤智子さん(45)は「堅苦しく思わず、『いつもの』食卓に並べて楽しんでほしい」と話した。

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