県美術館で開催中の「生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」の観覧者が6日、2万人を超え、節目の来場者となった高岡市博労町の彼谷肇さん(83)、小夜さん(84)夫婦に記念品が贈られた。
館内でセレモニーがあり、布野浩久館長らが同展の図録や書籍「棟方志功の福光時代」などを贈呈した。彼谷さんは「棟方の作品を見に福光美術館にはよく足を運ぶが、県美術館は初めて来た。大作を鑑賞するのが楽しみ」と話した。
同展は棟方が残した板画や油彩画、障壁画、書など約100点のほか、装画本や資料なども展示している。21日まで。同館と北日本新聞社でつくる実行委員会、県など主催。