作家の山田さんから作品について説明を聞く来場者

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県内作家の意欲作一堂に 富山県美術館で「ビエンナーレTOYAMA」開幕

北日本新聞(2023年6月5日)

 富山県内の作家50人による自主企画展「ビエンナーレTOYAMA」が4日、富山市の県美術館TADギャラリーで開幕した。若手からベテランまで多彩なジャンルの作家たちが絵画や立体などの意欲作を出品し、富山のアートの最前線を伝えている。

 2013年から隔年で開催し、6回目。作家自らが展示や会場の見回り、PR活動などを担っている。

 23日までの第1期展には10人が出品した。吹きガラスの技法で制作した吉積彩乃さん(砺波市)の彩り豊かなオブジェや山田千晶さん(高岡市)のぬくもりを感じさせる立体作品、パイプが複雑に交差する路地裏の風景を描いた幸亮太さん(同)の日本画など、個性豊かな作品が並ぶ。

 開幕に先立ち、実行委員長を務める洋画家の安達博文さん(富山市)と県美術館の布野浩久館長があいさつ。出品作家によるギャラリートークもあり、大勢の来場者が聞き入った。

 8月25日まで4期にわたり、作家を入れ替えて展示する。18日からは富山市の県民会館分館「内山邸」にも作品を飾る。実行委と県美術館主催。県民福祉公園と県文化振興財団県民会館、北日本新聞社共催。

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