本格的な夏を前に、魚津水族館(魚津市三ケ)は6日、ゴマフアザラシとフンボルトペンギンのプールに、日よけのすだれや遮光ネットを取り付けた。
魚津水族館は毎年、日本の暑い夏に弱いアザラシやペンギンを守るため、日よけを設置している。強い日差しを避けることで、飼育スペースの気温を10度ほど下げる効果があるという。
この日は飼育員7人が作業し、アザラシ2頭のプールでは上部に架かるアーチ状の支柱にすだれ4枚を結び付け、涼しげな日陰をつくった。ペンギン19羽が過ごすプールには遮光ネットを張った。
このほか、7月初旬にはプール内の海水(20度前後)を冷たい井戸水(約13度)に切り替える。西馬和沙飼育員は「夏でも涼しく元気に泳ぐ姿を見に来てほしい」と話した。