銅版画家の武田史子さん(東京)の個展が富山市千石町のアートスペースカワモトで開かれている。風景や植物などを独自の視点で組み合わせた幻想的な作品25点を紹介している。25日まで。
武田さんは東京芸術大大学院修了後、国内外の公募展で入選や入賞を重ねる。同所での個展は3回目。
雲の上に浮かぶ想像上の乗り物を描いた「記憶の旅」や、古い建物や糸杉を組み合わせた「雲の誕生」など、繊細な表現の銅版画が並ぶ。色鮮やかな小鳥と果樹を題材にした「陽光」などテンペラ画3点も飾った。北日本新聞社後援。