本年度のたけふ菊人形（福井新聞社共催）まつり実行委員会が７月２４日、福井県越前市の武生商工会館で開かれ、展示テーマを「こころ花やぐ　越前たけふ絵本旅」に決めた。菊人形は一寸法師などの童話を中心とした５景１０体が披露される。また今年は多彩な週末イベントを計画するなど、新型コロナウイルス禍による縮小前の２０１９年と同規模に復活させる。

　まつりは１０月６日～１１月５日、越前市武生中央公園で開かれる。童話がテーマの菊人形は一寸法師のほか、ジャックと豆の木、雪の女王、ブレーメンの音楽隊。また来年放送のＮＨＫ大河ドラマ「光る君へ」で主人公となる紫式部を題材にしたコーナーも登場する。

　新型コロナ禍前と同様に週末イベントを展開する。スポーツフェスティバル、おにぎりｖｓパン祭り、秋のあまいもん祭りなど多彩なテーマで繰り広げる。県外への誘客活動も復活させ、かつてのにぎわいを取り戻す。

　ＯＳＫ日本歌劇団によるレビューショーの演目は「Ｃａｌｌｉｎｇ　Ｍｏｏｎ」。越前市出身の瀧登有真さんら総勢１６人が期間中、華やかな歌とダンスを披露する。