国内外のクワガタムシ約600種類を集めた企画展「徹底解説! クワガタムシ」が新潟県長岡市幸町2の市立科学博物館で開かれている。10センチほどの大型種など約30種類を生きた状態で観察できるほか、雌雄の特徴が交ざる貴重な個体の標本も並び、訪れた家族連れらが興味深そうに見入っている。
会場には、市立科学博物館が所蔵する、県内最大規模約600種類のクワガタムシの標本がずらりと並ぶ。東南アジアに生息する世界最大級の種類で、10センチほどのマンディブラリスフタマタクワガタなど飼育展示されているものは、学芸員が在館していれば実際に触れることができる。
標本では、雌雄を決める遺伝子のエラーで片方の牙や触覚が長く、もう一方が短い「雌雄モザイク」のノコギリクワガタなどが見どころだ。
7月23日に訪れた長岡市の男の子(5)は「いっぱい見ることができて楽しかった。今度自分で捕りに行ってみたい」と笑顔だった。
無料。9月10日まで(9月4日休館)。