日本新工芸富山会展が2日、富山大和5階コミュニティギャラリーで始まり、熟練の技で素材の魅力を伝える工芸作品約60点を紹介している。8日まで。
日本新工芸家連盟富山会(谷口信夫会長)の会員7人が木彫のオブジェやパネル、人形などを飾った。石川会の会員4人も陶芸作品を賛助出品した。
谷口会長(南砺)の「生命の詩(うた)」は半分に割れたクルミの殻を模し、新たな命の誕生を表現した。愛らしい表情を浮かべて波に乗るペンギンをかたどった土田信久さん(同)の「旅立ち」は、やわらかな曲線が目を引く。
開いた本の形のスマートフォンスタンドなど、現代の暮らしを意識した作品もある。北日本新聞社共催。