「アフィニス夏の音楽祭」のキックオフコンサートで演奏したコントラバス奏者の永井桜さん(左)とピアニストの居福健太郎さん=長岡市大手通1

「アフィニス夏の音楽祭」のキックオフコンサートで演奏したコントラバス奏者の永井桜さん(左)とピアニストの居福健太郎さん=長岡市大手通1

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フィナーレは華やかに―長岡市で「アフィニス夏の音楽祭2023」・キックオフコンサートで地元出身演奏家ら熱演

新潟日報(2023年8月9日)

 国内外の一流の演奏家が一堂に会する「アフィニス夏の音楽祭2023」が8月17日から24日にかけて新潟県長岡市で開かれる。2019年から5年間の事業は最後の年を迎え、例年より多い41人の演奏家が集う。日本初演奏となるタバコヴァの「様々な道」など13の課題曲に取り組む。

 音楽祭はプロの演奏を間近で楽しんでもらおうと、アフィニス文化財団(東京)が開催地を変え、全国の自治体などと共に開催している。

 長岡市内ではフィナーレとなる音楽祭を盛り上げようと、キックオフコンサートが7月14日、アオーレ長岡で開かれた。市内出身で名古屋フィルハーモニー交響楽団のコントラバス奏者、永井桜さん(30)と東京芸術大学の非常勤講師を務めるピアニストの居福健太郎さん(41)がソロも含め5曲を披露した。

 二人で弾くクーセヴィツキーの「小さなワルツ」では息の合った演奏を聞かせ、優雅な旋律で約200人の観客を魅了した。音楽祭に今年初参加する永井さんは「一流の演奏家と未知の音楽を作り上げるのが楽しみ。ぜひ長岡の人にもこの貴重な経験を間近で体感してほしい」と話している。

 音楽祭はプロの演奏家がコンサートに向け、曲を仕上げていく様子を公開する8月18〜22日のセミナーと、そのうち7曲を披露する8月23、24日の「室内楽演奏会」がメインとなる。

 演奏会は午後7時からで、各日2500円(24歳以下の学生は千円)、セミナー聴講券は500円。演奏会チケットでセミナーも聴ける。リリックホールなどで購入できる。

 8月17日のオープニングイベントでは、長岡大手高校書道部や悠久太鼓長岡青悠会のパフォーマンスがある。このイベントは無料だが、事前に長岡市芸術文化振興財団に申し込みが必要。

 問い合わせは同財団、0258(29)7715。

詳細情報

リンク
アフィニス夏の音楽祭 https://www.affinis.or.jp/summer_j/
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