9月1~3日に富山市八尾町中心部で開かれる「おわら風の盆」に合わせたイベント「おわら風の盆 前前前前前夜祭」が26日、富山駅前の商業施設「マルート」などで始まった。八尾高校郷土芸能部の生徒が施設内を練り歩いたり、観衆に踊り方を教えたりした。イベントは27日も開く。
駅を利用する観光客などにおわらの魅力を伝えようと、富山ターミナルビルが初めて企画した。同部の1~2年生とOB計19人が、マルート内や「きときと市場とやマルシェ」内で生演奏しながら練り歩いた。
マルート前の広場では踊り方教室を開き、農作業の動きを取り入れた基本の「豊年踊り」を実演。細かな手の動きを一つ一つ手本を見せて教え、最後は観衆と共に輪になって踊った。
27日は県民謡越中八尾おわら保存会が「マリエとやま」やマルートで演舞を披露し、踊り方教室を開く。