富山県美術館で開催中の「大竹伸朗展」の観覧者が28日、1万人を超え、節目の来場者となった東京都豊島区の小学3年、小村深徳(みのり)君(8)に記念品が贈られた。
小村君は家族4人で県内を旅行中に同展を訪れた。大竹さんと布野浩久館長から展覧会の図録などを受け取り「面白そうな作品がたくさんある。記念品をもらえてうれしい」と喜んだ。大竹作品のファンという母のめぐみさん(38)は「雑多で細かいものをまとめ、一つの作品に昇華させているのが素晴らしい」と鑑賞を楽しんでいた。
同展は国内外で活躍するアーティストである大竹さんの軌跡を紹介する企画展。絵画や版画、インスタレーションなど約500点を展示している。9月18日まで。北日本新聞社など主催。