武生麺類業生活衛生同業組合が開発した福井県産六条大麦と県産小麦「ふくこむぎ」を材料にした麺を使ったメニューが9月11~15日、同組合の各加盟店で提供される。メニューは店舗ごとに異なり、同組合は「そばでもラーメンでもない。第3の麺を食べに来て」と呼びかけている。
麺は、北陸新幹線越前たけふ駅開業に向け、地域活性化と地産地消を促そうと副組合長の栗塚明さん(53)が中心となり、製粉・製麺業の宗近(同市北町)の協力を得て開発した。
麺の名称は「越前六麦麺」。一般的なそばくらいの太さで、もちもちとした舌触りで、のどごしが良いのが特徴。
おろしそば、中華そばに続く新たな名物にする第一歩として、9月11~15日の間、同組合に加盟する19店で麺を使ったメニューの提供や生麺の販売をする。冷麺やジャージャー麺、かき揚げを乗せたもの、同市白山地区産豚「白山ポーク」を使ったつけ麺などさまざま。
組合長は「麺自体にクセがないので、いろいろなバリエーションで食べられる。生麺を購入して、ご自宅でオリジナルで食べるのもいいかも」と話していた。
提供店舗は、江戸屋、山楽、桃園、甲来、山むろ、庄境屋、若竹食堂、よし元本店、丸金そば、くらそば幸道、吉田食堂、金龍、お多福食堂、たかせや、つる庵、百楽、栄庵、いせや、かめや。