呉羽梨「豊水」の目ぞろい会が2日、富山市吉作のなのはな農協呉羽梨選果場であり、生産者約170人が収穫の目安となる色や大きさを確認した。3日に初出荷し、早ければ4日からスーパーなどの店頭に並ぶ。
県富山農林振興センターの職員らが品質調査の結果や適切な収穫時期を説明。参加者は見本となるナシを手に取り、皮の色や実の硬さを確かめた。
今年は記録的な猛暑の影響で糖度が平年に比べて高く酸味が少ないという。出荷のピークは12~14日ごろで、出荷量は昨年の290トンより少ない240トンを見込む。
土田浩喜同選果場長は「今年は極めて雨が少なかった。生産者が水をまき、努力しておいしい梨に仕上げた。ぜひ味わってほしい」と話した。