「黒部ワンコイン・フリーきっぷ『楽駅停車の旅』２０２３秋」（くろワンきっぷ）が１６日、富山県黒部市で始まる。１０月２９日までの土日曜と祝日、「いい風呂の日」の１１月２６日に市内公共交通の指定区間が１日５００円で乗り放題となる。期間中はさまざまなイベントを催し、公共交通の利用を促す。

　くろワンきっぷは毎年春と秋に販売し、１７年目。乗り放題となるのは、富山地鉄の黒部市内区間（電鉄石田－宇奈月温泉）と路線バスの新幹線市街地線、生地循環線。切符は電鉄黒部と宇奈月温泉の両駅、くろワンきっぷ事務局（ＮＰＯ法人黒部まちづくり協議会内）などで販売する。

　１６、１７の両日に宇奈月温泉街で開かれる「湯の街ふれあい音楽祭モーツァルト＠宇奈月」に合わせてスタート。期間中は温泉街に置かれたブロンズ像を巡って答えるクイズや、駅などで写真を撮りインスタグラムに投稿するフォトロゲイニングを行う。今回は宇奈月温泉の開湯１００周年に合わせ、温泉街で各種イベントが行われる１１月２６日も利用可能日とした。

　黒部ワンコイン・プロジェクトと同協議会、富山地鉄主催、北日本新聞社など共催。問い合わせは事務局、電話０７６５（５６）９６８７（月曜除く）。