アイザック（本社・魚津市大海寺野）は２４日、富山市米田町で稼働している廃棄物処理用のプラントをライトアップする取り組みを始めた。カーボンニュートラルの実現に向けたＰＲと、新たな夜景スポットの創出が狙い。世界的な照明デザイナーの石井幹子氏が手がけた。２４日は岩瀬スポーツ公園でセレモニーがあり、関係者や住民ら約３００人が地域の新たなランドマークの誕生を祝った。２５日から毎日点灯する。

　プラントは焼却炉で発生する熱を回収して発電する施設で、高さ約２５メートル。約４００の発光ダイオードを用いて、季節の移ろいが感じられるよう月ごとに異なる色を照らす。必要なエネルギーはプラントで発電した電力で賄う。

　点灯時間は日没から午後１０時。同７時、９時、１０時に各５分間、特殊なフラッシュライトを使ったイルミネーションが楽しめる。

　セレモニーで、石崎大善社長は「地域の皆さんに誇りに思ってもらえる施設にしたい」とあいさつした。