市街地を見渡せるつり橋を楽しそうに通る子どもたち

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東西一望、新たな名所に 富山・呉羽丘陵フットパス連絡橋開通

北日本新聞(2023年10月27日)

 富山市の呉羽山公園と城山公園の散策路を結ぶつり橋「呉羽丘陵フットパス連絡橋」の開通式が26日、同市茶屋町の現地であった。市街地や県西部の二上山、新湊大橋などを一望する新たな観光資源として期待され、呉羽山側を28日から開放する。通り抜けには城山側の整備が必要で、2026年度の完了を目指す。

 つり橋は長さ124メートル、高さ28メートル、幅1・8メートル。県道(旧国道8号)を挟んで向かい合う両公園をつなぎ、分断されていた呉羽丘陵の約15キロの散策路「フットパス」を結んだ。総工費は14億3千万円。市民からの寄付5億円を活用した。

 開放は土日祝日の午前9時~午後4時半で、富山観光ホテル跡地に駐車スペースがある。呉羽山側から橋を進み、城山側に渡る手前で折り返す。城山側では、つり橋からフットパスにつながる道の整備や土砂の埋め戻し工事が進む。

 開通式では藤井裕久市長が「市の新たなランドマークにふさわしい眺望で、市民の憩いの場になればいい」と式辞。田畑裕明衆院議員、金厚有豊市議会議長らが祝辞を述べた。呉羽保育所の年長児が歌と踊りを披露し、出席者約40人で渡り初めをした。

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