柳田さん(左)の講評を聞きながら作品を鑑賞する来場者 =県民会館

柳田さん(左)の講評を聞きながら作品を鑑賞する来場者 =県民会館

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「表現の可能性感じる」 富山で越中アートフェスタ、審査員が評価ポイント解説

北日本新聞(2023年11月20日)

 富山県民会館で開催中の「美の祭典 越中アートフェスタ2023」の講評会が19日始まった。来場者は審査員から受賞作の評価のポイントや技法を聞きながら、会場を回った。会期は22日まで。入場無料。

 日本画家の西藤哲夫さんと洋画家の柳田邦男さん、彫刻家の高橋勇さんが担当。会場に並ぶ入賞・入選作483点から受賞作を中心に解説した。

 西藤さんは優秀賞に選ばれた圓戸智さんの水墨画「INAHO」を取り上げた。「墨の濃淡やグラデーションが繊細で、ここから何か始まるような壮大さがある」と評価。柳田さんは優秀賞・北日本新聞社賞のヤマモトマサヒロさんの「sparkle」を紹介。「未知なる生き物を大胆に表してインパクトが強い。表現の自由や可能性を感じさせる」とした。

 高橋さんは越中アート未来賞に選ばれた渡邉楽さんの造形「生きもの」を挙げ「大きな肉という発想が面白い。赤と白のバランスが絶妙で、中に入って動かせる仕掛けにも感心させられる」と述べた。

 講評会は22日も午後0時半から開く。県と県芸術文化協会、県美術連合会主催、県文化振興財団と北日本新聞社共催。

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