オリジナルの日本酒「Reflection」をPRする富山国際大の学生ら

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富山県 富山・八尾

富山国際大生が手がけた日本酒完成 富山・八尾で酒米栽培・醸造

北日本新聞(2023年12月20日)

 富山国際大現代社会学部の学生らが富山市八尾地域の農家や酒蔵と協力して米作りから関わった日本酒が完成した。2020年度から毎年手がける第4弾で、今年は強い甘みが特長。3年生4人が19日、富山駅前の商業施設マルート内の「バール・デ・美富味(みとみ)」を訪れ、日本酒を使ってピクルスを作った。ピクルスは同店で20日から販売する。

 日本文化の魅力を再確認して世界に発信しようと、学生が日本酒造りに取り組んでいる。本年度は1~4年生約15人とプロジェクトリーダーのフランク・マーク准教授が参加した。

 富山市八尾町桐谷で耕作放棄地の活用に取り組むNPO法人「アイフィールファイン」が協力し、5月に同所の田んぼに酒米「雄山錦」の苗を植え、9月に収穫。約150キロの玄米を精米し、10月に同市八尾町東町の玉旭酒造で醸造した。

 1本720ミリリットルの生酒が280本仕上がった。アルコール度数は12度で、甘みの中に程良い酸味が感じられるすっきりとした味わい。自分たちで考えて造った日本酒が国内外に届いてほしいとの思いを込め、「熟考」などを意味する「Reflection(リフレクション)」と名付けた。

 19日は、3年の富沢大地さん、吉本利弥(としや)さん、野村理子さん、福田向葵(あおい)さんがバール・デ・美富味を訪れ、キュウリやパプリカのピクルスを作った。野村さんは「たくさんの人に味わってほしい」と話した。

 日本酒は同店のほか、玉旭酒造で販売する。1本2840円。

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