昆布でできた、ぐいのみを紹介する高桑さん

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香り独特の昆布ぐいのみ 高桑乃し店(富山)商品化、「おとそ」飲んで

北日本新聞(2023年12月28日)

 富山市総曲輪の結納品店「高桑乃し店」が、昆布で作ったぐいのみを商品化した。正月を彩る富山らしいユニークな品として注目を集めそうだ。

 店主の高桑稔さん(62)は正月に無病息災を願って「おとそ」を飲む風習を広く知ってもらいたいと、県民に親しまれている昆布で作ったおちょこを2019年に販売し、好評を得た。少し大きな物があれば良いという要望があったことから考案した。

 ぐいのみは直径5・5センチ、高さ4・5センチで、北海道の水産加工業者に製造を依頼。粉末状の日高産昆布と小麦粉や寒天などを混ぜて仕上げた。酒やお茶を注ぐと昆布の成分が溶け出し、独特の香りが楽しめる。使用後は軽く水で洗い、乾燥させて繰り返し使う。

 高桑さんは「家族や親戚がそろう正月に富山の昆布文化に触れてほしい」と話している。1個1200円(税込み)。問い合わせは同店、電話076(421)5733。火、水曜定休。今年の営業は31日正午までで、来年1月5日から再開する予定。

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