初詣を前に、富山市古沢の農事組合法人「ファーム古沢」(市川徹雄代表)は、来年のえと「辰(たつ)」の巨大絵馬を作った。来年の豊作を願い、29日に古沢神明社に奉納した。1月中旬ごろまで設置する。
絵馬は高さ約2メートル、幅約1メートルの合板2枚で、組合員で古沢地区自治振興会長の長谷川敏博さん(72)が2年前から毎年作っている。赤い玉を持つ2匹の竜を描き、新しいことに挑戦し、成功をつかみ取るという意志を表現した。
古沢神明社は地域の農業を支える古沢用水の守護神社。この日は組合員が絵馬を運び込み、拝殿の正面に立てかけた。鳥居にしめ縄を取り付け、清掃も行った。長谷川さんは「今年は夏の猛暑でコメの収量が減った。来年こそは豊作になってほしい」と期待した。